プレジデントブログ
社長のお仕事パート1
2006年2月 1日


- 今回は旧ビートルのオーナーから1600CCキャブエンジンのオーバーホールのオーダーを受けたお話し。 そもそもエンジン絶不調。27年間のオイルの汚れでコテコテ、ドロドロの状態で基本的調整をしても不調なエンジンでした。 エンジンの音と動きからシリンダーの焼付きかな?という事でピストン、シリンダーの交換を想定していざスタート。 予算は「10万以内で」とオーナーの希望で必要最小限の作業です。ビートルは在庫車が3台(カルマン2台)ありますがエンジンのオーバーホールは一度やって見たいなーと思っていたので少しワクワクの気分。しかし、実際の作業はワクワクどころか油のコテコテをヘラや小さなドライバーの先で取除く作業に大半の時間を費やします。大量のクッキングペーパーを買って来て拭き取って行きます...アア、イヤダ!最初にヘッドを外し一番シリンダーを抜き取ります。ピストンが出てきます...アレ!予想に反してピストンはキレイ!シリンダーは?外はドロドロですが中はこれもキレイ! クロスハッチと言うオイル保持のスジも残っています。意外!ラッキー。良くないのはヘッドのバルブ。ステムの頭がほぼ全て月面のクレーターの様にエグレています。残りのシリンダーも外して行きます。ピストン、シリンダーは全てOKでした。ヘッドのオーバーホールとピストンのリング交換。ピストンは取外してスラッジを取除いて新しいリングを付けます。バルブの面研は全て自前で行います。交換部品はステンプッシュロッドチューブ、ドレーン付プレート、シャフトR シール、スイングヘッドアジャスティングスクリュー、他に各部のGS等々...。 油まみれ、時間の掛かる手作業ばかりの仕事?でしたが勉強勉強。フライホイール取付けのグランドボルトをインパクトで締め付けた時にそのボルトが折れてしまう等イヤな事もありました。 そこでオーバーホールしたエンジンですが......すばらしいフラット4の音色が蘇りました。トップギヤでも少々の坂道は登って行きます。ビューティフルで~~~す!